• 親の死
    両親なのか一方なのかで大きく変わりますが、何れにしても短期的には「相続」というイベントが必ず発生します。長期的にも生活環境「衣食住」の変化が起き、本人にとっても家族にとっても大きな決断が必要になります。そして大抵先送りされ問題が顕在化したときには時すでに遅し、または慌てて適当に対応、というのが最も多いパターンです。父や母何れかが亡くなった場合は、遺された独親の生活を考え、また親心から本当の弱音を吐かず我慢を続けより負担になることも。またこれをきっかけに社会から孤立し認知症や持病が進む事もあるため、家族が率先して動くことが有効な場合もあります。
    両親が亡くなった場合は空家問題等、遺族に負担のみが続く場合もあるため、早めに行動されることをお勧めします。まずは早めにご相談ください。
  • 配偶者の死
    今後の人生をどう歩んでいくかの決断が迫られます。独居には広すぎる自宅は、掃除が行き届かず、また場所があるために物をしまい込んでしまいより前進が難しくなる場合があります。家族との同居や、家族の近くへの転居、施設なども含めた検討も必要になってきます。家族側からは提案し辛い場合もあるため、本人がきっかけづくりをされるのが有効な場合もあります。ケースバイケースですが、まずはご自身の意思を確認しつつ生前整理を進めて行くことから始めることをお勧めします。
    また配偶者の人間関係(コミュニティ)への通知なども場合によっては注意が必要です。理想は生前にエンディングノートなどを通じて意思の確認をしておくことですが、重要な部分だけは会話を通じて確認しておきたいところです。
    配偶者が亡くなった場合は1次相続といい、自身が亡くなるときは2次相続となります。1次相続では基礎控除枠が大きいため安易に選択されるのですが、2次相続時にそのツケが全て回ります。効率的に進めるには1次相続時に適切な財産配分をすることが最重要です。配偶者居住権などの権利も新たに施行されたため、しっかりプランニングすることで想像以上の財産を子世代に遺すことが可能ですので、ご相談ください。
  • 家族の巣立ち・出戻り
    巣立ちの際は大学入学や結婚、住宅購入など、人生の一大イベントの場合が多いと思います。最もお金を必要とするタイミングでもあるため生前贈与が最も有効に機能します。また引越しに際し発生した不用品なども、放置しておくと数十年間そのまま、という場合も多いため、本人に確認しつつ不要な品の整理・処分のタイミングでもあります。また戸建ての場合は立替えや、マンションの場合は住み替えなどが有効な場合もあるため、状況に応じて適切な選択肢を把握しておくことをお勧めします。
    また様々な事情により出戻りになる場合もありますので、迎える前の部屋の片づけやリフォームなどが有効な場合もあります。色々なパターンでのご提案が可能です。